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低下等の形を通じてブリュッセルに流出していく危険性が強い。現に、1年で12回のセッションという約束が、11回に短縮するような動きが欧州議会側から出てきている。これに対して、フランス政府は抗議しているが、その主張も受け入れられそうにない雰囲気である。
・フランス政府、ストラスブール市ともに、今後さらに実用的な面での多大なる努力が必要である。そうでないと本当のシンボルとなってしまう恐れがある。個人的な見解ではあるが、フランス政府、ストラスブール市ともによくやってきてはいるが、まだまだ不十分である。これまで以上の努力が必要であるし、できると思っている。

 

 

第1編 欧州機関及び国際機関の受け入れ及び活用

 

第1条
国(外務省)はストラスブールと東欧諸国の交流に対し、600万フランの資金援助を図る。
上記の資金援助は、特に欧州議会、欧州評議会及び西ヨーロッパ連合が参加する協力活動に対する援助に充てられる。
同援助は以下の2つのいずれかを目的とする。
・望ましい条件で協力活動を実施することのできない活動主宰者、各種団体及び他の関係者に援助を図ることにより、東欧諸国における新たな協力活動の実施を促す
・すでに実施されている、東欧諸国に対する協力活動のいくつかを資金面で援助する

 

第2編 ストラスブール都市圏へのアクセスの向上

 

ストラスブールの課題は、国際交流の発達と多様な交通手段の活用により、その地理的位置がもたらすさまざまな利点を最大限に利用できるようにすることにある。ライン渓谷及びヨーロッパの中心に位置するストラスブールは、新たなインフラ整備を図ることで、ヨーロッパの要衝としての役割を果たすことができる。

 

第1章 国外からのアクセス

 

第2条
国(設備・運輸・観光省)は、エンツハイム空港の開発整備計画に要する費用3,400万フランのうち、1,700万フランを出資する(エアターミナルの開発に関する計画は除く)。整備計画は、多様な

 

 

 

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